熊本大学法学部(文学部・大学院社会文化科学教育部)の同窓会は「武夫原会」(ぶふげん・かい)といいます。

武夫原は、旧制五高時代の体操場の愛称のようです。いまでも熊大グランドは「武夫原」と呼ばれています。

その会報に「1年間の活動報告」ということで、法学部長としてのご挨拶を掲載していただきました。

1年間の活動報告 - 法学部

 本年度も昨年度同様、コロナ禍での教育研究を強いられる1年でした。授業は原則遠隔、課外活動も制限される日々が続きました。その中でも各教員は大学が提供するLMS、ときにはSNS等も利用して学生の学習をサポートし、コミュニケーションを取ってまいりました。ただ、やはりこれらは対面での授業・コミュニケーションを補助するためのものだと思います。早く平常に戻ることを祈るばかりです。

 そのような中で、学生は大きな成果を上げております。まず、最難関国家試験である司法試験に現役4年生が合格しました。法学部単体の学部となった1979年以降ではじめてと新聞紙上でも報道されております。また、昨年度設置した法曹コースの1期生(3年次生)のうち5名が法曹養成連携協定を結んでいる法科大学院に特別選抜での合格を決めております(早期卒業して進学する予定です)。4年生の公務員・民間企業への就職も堅調です。

 武夫原会による寄附講義「職業選択の実践」も例年同様にご提供いただきありがとうございます。学生によっては具体的な職業経験を直接聞く貴重な機会となっております。今後とも、法学部の教育・学生生活へのご支援をよろしくお願いいたします。

武夫原 第30号

※ 武夫原会のウエブページです → https://www.web-dousoukai.com/bufugen/