熊本大学法学部、文学部、大学院社会文化科学教育部合同の同窓会組織の名称は「武夫原会(ぶふげんかい)」といいます。
3つの教育組織の同窓会が合同なのは、かつて法学部と文学部は法文学部であったことの名残です(1979年に分離)。
名称が武夫原なのは、校舎の近くの校庭の愛称が「ぶふげん」であることに由来しています。
法学部の1年間の活動報告
2023年度の春から、文法学部棟は学生の姿であふれ、ゼミ等での宿泊・レクレーションといった行事も復活しました。そうした文法学部棟の新しいシンボルとなるべく、昨年11月には、高野槙の寄贈をいただきました。ありがとうございました。
法学部の活動としては、エルペルクにおいて、シンポジウム「内密出産の現状と課題 子どもの出自を知る権利を中心に」を6月に開催いたしました。社会的に注目されている話題であることもあり、新聞社、TV局でも各社で報道されております。また、10月には「死体遺棄事件最高裁判決をめぐって」というテーマでシンポジウムを開催しております。これは、熊本県芦北町で発生した元外国人技能実習生が死産した双子の赤ちゃんを遺棄したとされた事件を扱うもので、地裁・高裁の有罪判決を覆し最高裁では無罪とされたものですが、この事件の担当弁護士は本学法学部卒業生(平成26年度)でした。
さらに、法科大学院との連携協定(法曹コース)の成果として、第1期生(2021年度早期卒業生)のうち3名が司法試験に合格しました。学部3年+法科大学院2年在籍中という高校卒業から5年目の司法試験合格は、在校生の励みにもなっております。