すこし前になるのですが、2022年9月10日(土)に第57回熊本大学関西武夫原会にお招きいただきご挨拶させていただきました。武夫原会というのは、熊本大学の法学部と文学部、それに関係大学院の同窓生で運営している団体です。
法学部長の挨拶
法学部長の大日方です。関西武夫原会にお招きいただきありがとうございます。
わたしは熊本大学には2007年(平成19年)の10月に赴任いたしました。まもなく丸15年になるのですが、その間、法学部長といえば山崎広道先生、深町公信先生、鈴木桂樹先生という、わたしよりも相当上の世代の方が務めておられました。これらの先生方は、わたしより14年、15年上の世代ということなのですが、昨年4月より、わたしが学部長をさせていただくということで、法学部も一気に世代交代ということになっております。
それでも、ただ若いだけでは意味もない、小川学長就任と同時に法学部も変わらなければならない、ということなのですが、法学という学問は講義や研究内容が全国一律であるという性質をもつだけに、なかなか革新的な試みというのも難しく感じております。ただ、小川学長に叱咤激励され、ひとつ新しいセンターを立ち上げました。それは「熊本大学法学部附属地域の法と公共政策教育研究センター」というのですが、熊本は、水俣病・ハンセン病・いまなら内密出産といった社会問題が生じている場所です。これらはたしかに熊本で起こっているのですが、実体としては、全国のどこにでも起こり得る(あるいは起こっている)社会問題です。こういった問題を法学部教員が組織的に研究し、その成果を授業科目として提供するための拠点となることをこのセンターは目指しております。また、法学部はとくに国・地方自治体といった行政機関において、さまざまな審議会・研修講師等に就いております。センターは、こうしたとくに地方行政におけるシンクタンク機能も果たしたいと考えております。法学部のHPからのリンクでセンターのHPをご覧になれますので、お時間のあるときにご覧いただければ幸いです。
ところで、わたしは熊本大学硬式野球部、それから皆さまの前でも演武させてもらったことがあるのかもしれませんが、体育会応援団の顧問もさせていただいております。硬式野球部は熊本の新聞(熊日ですが)では取り上げてもらえるのですが、関西までそれがとどくよう、是非、全国大会・神宮大会への出場を目指してもらいたいと考えております。実は、秋のリーグ戦が本日開幕で、本日は崇城大学と対戦しております。わたしは本日もどり、あすはベンチに入る予定です。
また、応援団にはリーダー部とチアリーダー部がありますが、コロナ禍でこうした場に連れてくることもできないのですが、機会がありましたら、彼ら・彼女らの演武もご覧いただければと思います。
最後に、世代も改まった法学部ですが、それが文字通り「新生法学部」「新しい法学部」となれるよう職責を果たしてまいりますので、これからもご指導・ご鞭撻をいただけますよう、よろしくお願いいたします。
第57回熊本大学関西武夫原会総会・懇親会の様子です(関西武夫原会のページにリンクしています)
https://www.web-dousoukai.com/bufugen/tiiki/kansai/5208/