新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

新年は例年のことですが実家のある信州・長野で迎えました。1日にはこれも例年のように善光寺に初詣にいきました。

熊本から長野には、いつも、鉄路です。熊本から九州新幹線で新大阪、新大阪から東海道新幹線で名古屋まで行き、名古屋で特急しなのに乗り換えて長野まで。乗り換え時間なしで7時間くらい、実際には8時間弱かかります。往復の道中はいろいろなものを読んで過ごしています。

で、まぁ、いろいろお土産も買うのですが、いつも自分には善光寺門前にある八幡屋磯五郎さんでその年のイヤーモデルを買います。2025イヤーモデルは佐久鉄道が小諸・中込間を開業してから110年とのことで「小海線缶」でした。あと、スイカとのコラボ缶もあったので、それも購入しました。

3か月の決意

ということで、2025年、令和7年、昭和でいうと100年のようですが、新しい年になりました。ただ、この業界にいると、まだ2024年度(令和6年度)の後期中ということで「新しい年になった」という感じはしないように思います。そこで、普通なら新年の決意というところでしょうが、残りの2024年度(令和6年度)の決意を表明して、2025年度(令和7年度)の準備をしないと思います。

(1)研  究

ここのところのわたしは「知的財産権と憲法理論」の関係を研究テーマとしているわけですが、それについては2023年9月に研究書『表現の自由と知的財産権』(信山社)を出版してから、とくに進んでいません。ただ、決して(主観的には)サボっていたわけではなく、(2)の教育でふれますが、2015年5月に出した自分の教科書(『憲法Ⅰ 総論・統治機構論』)の補訂作業をしていました。この目途がたったので、2025年度を迎えるにあたって『表現の自由と知的財産権』を補う研究テーマの構想を練りたいと思います。

(2)教  育

まず、今年は(も)学位論文の審査があります。指導している修士院生がいるので1本は主査として、あと2本は副査として、修士論文の審査にあたります。また、本年度は博士学位審査の外部委員を仰せつかっています。この審査も佳境を迎えるので、しっかり従事したいと思います。

そして(1)の研究のところでふれましたが、2015年に有信堂から出版した『憲法Ⅰ 総論・統治機構論』の第2版が2025年度(令和7年度)新学期までには出版されるはずです。現在、鋭意、校正作業中です。これを基にした講義ノートと講義レジュメを作成したいと思います。

(3)学  務

とりあえず、あと3か月は法学部長です(まだそのあとは正式には決まっていない)。大学にとって1~3月というのは1年で一番忙しいとき。入試あり、定期試験→卒業判定もあり、場合によっては新年度(あるいは、それ以降)の学務構想・組織構想とかも必要。ということで、健康に気をつけたいと思います。

(4)そのほか

そのほかとして、勤務校では研究棟の改修予定があります。これがいつ予算化されるかはっきりはわからないのですが、そう遠くない時期に改修となり、そのときには研究室のものをとりまどこかに置いておく必要があります。そのためには蔵書(だけではないのですが)とかを整理する(早い話が減らしておく)必要があります。この3か月に方向性をちょっとは決めたいと思っています。

あと「文字を書くこと」を大切にしたいと思って、所有している万年筆を集めてみました(といっても、なん本もないのですが)。手で書くことは減りましたが、機会を見つけて手書きも大切にしたいと思います。

という感じで、まずは新年3か月で、4月からの新年度の準備をしたいと思います。