先日(2022年11月15日火曜日2限)、ゼミ見学会を開催しました。2年生のゼミ選びの候補になったでしょうか。
これで、セミ説明会、ゼミ見学会と続いたゼミ募集行事は、あと1回のゼミ相談会を残すだけとなりました。たくさんの2年生の応募を期待したいところです。
ところで、今回のテーマは「コロナ禍と憲法」にしました。東京地判令和4年5月16日(グローバルダイニング訴訟)と同令和4年6月30日(性風俗関連特殊営業事業者に対する持続化給付金等不支給訴訟)について検討したあと、酒類提供規制について営業補償を要するか否かについてディスカッションしました。
比較的新しい事例で興味深いものだと思いますが、それでも、いままで憲法の講義で学んできたこと(たとえば、平等原則の違憲審査枠組、消極目的規制、厳格な合理性の基準、損失補償の要否に関する特別の犠牲、完全補償説・相当補償説など)を用いれば一定の憲法論を提示できることを学ぶことができたいと思います。あとは事例における個別の事情をどう評価していくかということで勝負というところでしょう。
何ごとも基本を学んでそれを生かして応用する。憲法でも基本が大事というところを学んでもらえたでしょうか。