つい最近まで夏かと思っていたら、突然、秋をこえてもう冬?という感じになっていますが、みなさん、お変わりありませんか。

勤務校では早くも来年度のゼミ募集(新3年生対象の演習Ⅰ、新4年生対象の演習Ⅱの募集)がありました。いままではもっと遅くに一連のゼミ紹介行事があった後、年明けから申し込みが始まるというスケジュールだったのですが、本年度(から)は諸般の事情からこの時期(11月上旬)に実施されました。

そして、まだ「この目」では確認していませんが、学生にはすでに第1次募集の結果が発表されているようです。そういうことで、例年もお伝えしていることですが、本年度のわたしのゼミ(おびゼミ)の応募・選考状況についてご報告いたします。

まず、現3年生が応募する「演習Ⅱ」ですが、現ゼミ生の全員から応募をいただきました。ゼミは演習Ⅰと演習Ⅱで別科目なので、演習Ⅰと同じ先生の演習Ⅱをとる必要はないわけです。というこで、学生サイドからすれば担当教員を変えることは全く自由なわけですが、それでも教員サイドからすると演習Ⅰの学生が演習Ⅱに応募しないとなると、「何かあったかな?」と思うのが通常だと思います。そういう意味で、全員から応募いただいたことは有難いことだと思います。ひきつづきよろしくお願いいたします。また、大学院進学を見据えた早期卒業希望者(現2年生)も数名、応募してくれています。2年生終了時点での成績要件を満たせば正式所属となると思いますが、あわせてよろしくお願いいたします。

つぎに、重要なのは現2年生に応募してもらう「演習Ⅰ」ですが、例年と同じように、あるいは、本年度はいままで以上に多数の応募をいただきました。わたしとしても経験ないくらいの数(といっても巷で噂されているほど多いわけでもない)なので、少し戸惑いもあるのですが、いまは有難いことだと受け入れております。この場をお借りして厚く御礼もうしあげます。あまたあるゼミの中でわたしのゼミを選んでいただき、ありがとうございました。

ただ、そうなると、やはり全員を受け入れることはできませんでした。この点、深く深くお詫び申し上げます。とくに現在の2年生は入学からコロナ禍での遠隔授業等で大学生活もままならず、その中で自分の希望を表明する機会もあまりなく、という状況で、希望通りのゼミに所属できなかったことは、わたしとしても心痛いことだと感じています。「だったら受け入れてよ」ということだと思うので、まことに無責任なこと言っていると思うのですが、わたしにできることは謝罪だけです。どう言葉を尽くしても謝り切れるものではありませんが、どうかお許しください。もちろん、わたしのゼミ生ではなくても熊大法学部生であることに変わりありませんので、わたしにできそうなことがあったら、是非、遠慮せずご連絡ください。この点はお忘れなく。

あと、参考までに、今回のゼミ生選考の基準というか要素をお伝えしておきます。例年とあまり変更はありませんが。

  1. 申込書を1番に提出してくれた人は例年通り、採用しました。「1番賞」です。待っている身である教員としては(どの先生も同じ気持ちだと思いますが)はじめて申込書を受け取ったときの安堵感というか嬉しさは忘れてはならない感情だと思っています。本年度は研究室まで来てポストに入れてくれた人の中で「1番賞」をと考えていましたが、メールで送ってくれた人も時差があったので「メール1番賞」も採用しました。
  2. いまの2年生はわたしが憲法8単位分を担当している学年なので、1年生のときの「憲法Ⅰ(基本的人権)」の成績優秀者の人は採用しています。これも例年通りです。応募、ありがとうございました。
  3. ゼミ募集行事として説明会(行事実行委員会主催)、見学会(10月19日に実施)、相談会(学部長室で2回実施)とあるのですが、このうち相談会まで来てくれた人は採用しました。実際に面と向かってお話すれば情もわくというもの。相談会まで来てくれた人、ありがとうございました。
  4. わたしの研究に興味をみって「志望理由」を書いてくれている人も採用しています。ゼミ担当教員としては嬉しいことです。この五高日記やSNSに興味を持ってもらっている人も、できるだけ採用しています。
  5. ゼミで自分が何ができるか、について書いてくれた人もいます。SNS係とか。こういう主体的なゼミ参加をわたしは希望しています。
  6. あと抽象的で言葉で伝えるのは難しいのでしょうが、面白い、興味深いことを書いてくれている人は採用しました。これは実際の申込書を示さないとうまく説明できません。
  7. 逆に採用しなかった人として、単位数が少ない(とわたしが思った人)は申し訳ありませんが、今回は採用しませんでした。3年生には60単位あれば進級できるので2年生終了時に60単位あれば十分なわけですが、今回は応募者が多かったということもあり、現在、60単位以下の人は採用しませんでした。(61単位以上あれば採用されているというわけではありません。成績優秀なのに採用されていない人もいて申し訳ないことです)。
  8. 成績という面では、憲法Ⅰ・Ⅱ、情報、語学で不可がある人も採用しませんでした。憲法は必修でもなく、情報も語学も卒業までに単位取得すれば全く問題ないわけなので申し訳ないことです。お許しください。
  9. 先輩の紹介がある人はできるだけ採用しようと思いましたが、上のような事情または他の理由で採用できなかった人もいます。この点は、現ゼミ生の顔をつぶすようなことになってしまっていて申し訳なく思っています。

いずれにしても、せっかく応募してもらったのに採用できなかった人には慰めにもならないのですが、人間いたるところに青山ありと思って、第2次募集に応募してもらいたいと思います。

最後になりましたが、新ゼミ生として迎える学生は24名です。ここでこれまでのおびゼミの状況をゼミ生の数で振り返っておきます。長文をお読みいただきありがとうございました。

  • 第1期生(平成20年度の3年生)・・・・1
  • 第2期生(平成21年度の3年生)・・・・6
  • 第3期生(平成22年度の3年生)・・・12
  • 第4期生(平成23年度の3年生)・・・13
  • 第5期生(平成24年度の3年生)・・・18
  • 第6期生(平成25年度の3年生)・・・16
  • 第7期生(平成26年度の3年生)・・・12
  • 第8期生(平成27年度の3年生)・・・16
  • 第9期生(平成28年度の3年生)・・・22
  • 第10期生(平成29年度の3年生)・・22
  • 第11期生(平成30年度の3年生)・・21
  • 第12期生(平成31年度の3年生)・・24
  • 第13期生(令和2年度の3年生)・・・21 ← 現4年生
  • 第14期生(令和3年度の3年生)・・・21 ← 現3年生
  • 第15期生(令和4年度の3年生)・・・24 ← NEW

ここまでで249名のゼミ生をもつことができました。年平均16.6名です(平均する意味はありませんが)。ありがたいことです。