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公益財団法人著作権情報センター(CRIC)が主催する月例著作権研究会(2021年2月19日ウエブ開催)での講演「海賊版サイト・ブロッキングの憲法適合性」がコピライト721号(2021年5月)に掲載されました。

インターネット上の海賊版サイトの弊害は夙に知られています。同サイトへのネット利用者のアクセスをインターネット・サービス・プロバイダ(IPS)が遮断することの法的な問題を憲法学の視点から検討しています。
わたしは海賊版サイト・ブロッキングは必ずしも憲法に反するものではないのではないかと考える希少な憲法学者のようで、ここのところ講演や論文の執筆を依頼されることが多いのですが、この講演録ではわたしが著作権と憲法の問題を考える切っ掛けとなったことからお話しをして、憲法上の権利を制約する法律の合憲性を判定する違憲審査基準といった憲法学の一般理論までふれているとことに特徴があります。
お読みいただき、ご指導・ご鞭撻をいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。