先週末の2022年5月14日(土)、全国憲法研究会春季研究会(略称「全国憲」)が明治大学で開催されました。本年度は報告を依頼されていたので上京・出席いたしました。久しぶりの全国学会での報告でした。

久しぶりといえば、今回はハイブリット開催、ということで、対面ありの学会開催でした。実に2年半振りくらいなのでは、と話題になっていました。

全国憲の2022年度のテーマは「経済システム・経済的自由と憲法」で、春季研究会は「経済的自由を構成する財産権と職業の自由のそれぞれにつき、現代日本における具体的な課題を抽出し、検討する」というものでした。その中で、わたしに与えられたテーマは「知的財産に代表される現代的差財産権にかかる問題を取り扱う」ということでした。

「知的財産権と憲法理論との関係」とくに「表現の自由との関係」を研究対象としているということでいただいたご依頼と理解し、「現代的財産権と憲法理論」という報告題を立てて、現代的財産権の特徴は従来的な所有権論に基づく古典的財産権論ではうまく扱えない財を扱うことにある、という趣旨のお話しをすることができました。何とか責めをふさぐことができたとは思っております。思います。

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